こんにちは。西ヶ谷です。
こちらは、神奈川県藤沢市教育委員会が50年も前から5年ごとに、市立中学校の3年生全員を対象に、
同じ質問のアンケート調査を行った結果です。(「塾と教育」3月号より)
最新のものは2,015年5月から6月にかけて行われ、3,290名の有効回答数でした。
帰宅後の勉強時間ですが、自宅+塾+家庭教師がついての勉強時間になります。
左から、1日の勉強時間が→青が2時間以上、オレンジが2時間未満、グレーがときどき、黄色がほとんどしない、右端は無回答、です。
特徴としては、ゆとり世代(あまりに勉強させることが問題視され、授業をゆるくした時期がありました。今は逆です。)
の学習時間が最も少ないということがわかります。
それにしても、中学3年生でありながら、毎日までは勉強していない人が70%以上(毎日勉強している人は12.0%+14.3%=26.3%))ということについて、
どんな感想を持たれましたか?
ちょっと、勉強時間が少なすぎですね。それも中3です💧
スケジュールを立てていない人が多いようです。計画を立てることに対しての意識もないようです。
私自身が該当する時代は、1,980年の部分ですが、この時代は部活も毎日ありましたので、
環境は今より厳しかったと思います。(睡魔(すいま)との格闘の日々)
それでも、今の人たちよりも、勉強はやれていました。
私の考えですが、勉強は習慣付けができた人が勝ちです。
勉強をする習慣さえつけば、やることの半分は終わったと言えると思います。
というくらい、習慣化は大切なものだと思います。
習慣は毎日やることで身につくものです。
いつもやらないとやらないことが習慣になり、それを変えるのも、また大変になります。
だから、習慣さえつけば、自分が「自動的」に勉強できる状態になり、自分自身を助け、楽にします。
受験勉強は、3年生の夏以降になるとよくわかると思いますが、勝負なんです。
ちなみに、中1、中2の勉強も「受験勉強」に含まれています。実感がないという意見がありますが、本当です。
ほぼ勉強内容が受験につながります。
そして志望校に合格する人が勝者であり、(残酷ですが)落ちる人は敗者なのです。
多くの人にとっては、人生初めての大勝負。ここを早く理解してもらって、準備を進めた人が、勝つ可能性が高くなります。
勝負事は、どんなことでも戦略を立てます。このデータを見ると、多くの人が、無策、つまり考えてないように思います。
中3生は、1年間を見すえて、中1・2年生は長丁場(ながちょうば)になるので、息切れをしないようなスケジュールを立ててもらうことをお勧めします。
1日のスケジュール作成は、勉強時間の確保と習慣化が第一の目的ですが、
せっかくの人生、自分が楽しむための時間の確保してもらっていいと思います。
楽しむことは、リフレッシュにもなります。
遊びも入れてくださいね。
そうしないと、スケジュールが現実離れしてしまって、計画を実行しなくなってしまいます。
スケジュール表は、手帳にはさむんだり、張ったりして、大切にして、できるだけ持ち歩いてください。
(手帳とは持ち歩くものです。スマホで管理される方は、それでも結構です。)
何より、(勉強のみならず、どんなことでも)計画を立てて実行できる人はみな優秀です。
早めにしっかりと戦略を練って、事前準備をしっかりしている人は強いですよ。
これは成功法則なのです。
以上、ご参考になれば。
参考
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