こんにちは。
今回のテーマは、『みはじ』です。
先日、塾にて、数学が苦手な女子生徒さんが、問題を解いて一呼吸ついていました。
ノートを見て、もしや❓と思い、前のページをめくってみると・・・
でた~、得意のお絵かき。
ここでは、それがどんなキャラなのかは、「事件」になる恐れがあるので、言わないことにしておきます(笑)
そして、そのうちのひとりの頭の上には、乗っかってちゃいけないものが、乗っかっていました。🚫
さて、その際立つキャラの横に、
なにやら、ひらがなが書かれていました。
「みはじ」。
楽だから使っているとのこと。
みはじとは、「道のり」「速さ」「時間」の関係を示した便利な「公式」です。
それぞれの頭文字をとって「みはじ」と呼んでいます。
似たものに「くもわ」というものがあり、「比べる量」「元にする量」「割合」の関係性を示しています。
(頭文字をならべて、く・も・わ です。
ひらがなを円の中に書きこんで、区分けをし、ひとつの文字を指で隠すと、残りの二つが掛け算なのか、割り算なのかがわかるようになっています。
答えがわからなければ、そんなに考えなくても、ひらがなに数字を放り込んでやれば答えが出るので、点数はとれるし、便利だとの考え方なのでしょう。
ところで、この式を使えば、簡単な問題なら点はとれると思います。
が、この式を安易に使うことには、疑問を持っています。
数学は、答えがあえばいいの?
そもそも、数学を学ぶ意味って、なんなのでしょうか?
考える力をつけるためにやっているのが数学ではないんでしょうか?「考え抜くことができる力」をつけるためには、このような「公式」に頼ってはいけないと思います。
深く考えるトレーニングこそが、数学脳、算数脳を鍛えるのだと思います。
また、そんな経験が、大人になって、自分に直面した問題を考え抜いて、自分で問題解決できることにつながってくるのではと思っています。
(他の学習塾では「みはじ」を教えていると思います。)
そして、「みはじ」をよく使ってる生徒の共通点ですが、数学に弱い。
数学や理科においても、いずれ、食塩の濃度のちょっとひねったややこしい問題なんか出てきたら、
ぐうの音も出ないことになるのではないでしょうか?
この冒頭の生徒さんには、頭の上のトッピング含め、お絵かき禁止令は出しませんが、
「みはじとりあえず封印令🚫」を出しておきました。
では、また✋
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