こんにちは。西ヶ谷です。
当塾では、授業が終わりましたら、報告のメールを入れさせていただいています。
その中より、数学のノートの使い方についてのご報告をしましたので、ご紹介しますね。
【メール内容】
『○○さん
いつもお世話になっております。
今日は、数学が中心でした。
ノートの使い方ですが、線を引いて、最後の答えを書く欄を作っていましたが、そのようにしている理由が(ご本人に聞いたところ)答え合わせがしやすいからとのことでした。
答えが合っていれば、模範解答のやり方は見ていないとのことで、それではいけないことを説明しました。
数学は、最後の答えが大事ではなく、考え方が正しかったのかが大事なので、むしろ、考え方が合っているのかをしっかり見てほしいと伝えました。
ご理解いただき、ノートの線は、解答欄と計算欄を分けるためのものとしました。
以前より、すっきりした「数学らしい」ノートになったと思います。
・・・・・ 』
中学の生徒さんです。
生徒さんの数学のノートですが、縦に2本の線が引かれており、真ん中の欄が「答え」の欄とされていました。
なぜ、わざわざ答えの欄を目立たせるようにしているのか?
もしや、自分の回答がすぐにわかるようにしているためなのか?
もしもそうなら、答えに行きつくまでの過程を確認していないのか?
との「仮説」を立て、「検証」というか、ただご本人に確認をしてみたところ、残念ながらドンピシャでした(泣)
数学も算数も、答えが合うというより、たまたま当たっていることが多分にしてあります。
なんと、お隣で数学をやっていた生徒さんも、計算過程を間違えていながら、答えが合ったりしていました。
なんというミラクル!(うれしくはないです。)
過去にも、教室内で、こんな「当たり日」がありました。
さてさて、以前のブログにも書いていますが、特に数学は考え方が大事な教科です。
「論理的思考」を育てる教科だと言われますが、その考え(論理)の積み重ねによって答えにたどり着くので、そこの部分を整理して書き、答えを導かなくてはいけません。
この生徒さん、大変素直なので、すぐにアドバイス通りに、「答え欄」を「計算欄」に変えて、ノートを作成してくれました。
そうしたところ、先程まで、立てた式などを書く「解答欄」の中に書かれていた、ひっ算の計算式がなくなり、見やすい数学らしいノートが出来上がっていました。
これだと、頭の中も整理され、問題も解きやすいんじゃないかと思います。
ところで、途中の過程を見ないで、最後の答えだけ見て合わせている人って、意外と多いんですよ。
特に学年が下がるほど、その傾向が強い印象です。
(なので、学年の早いうちに教えてあげたいのです。)
というわけで、数学も算数も、考え方が大事なので、ノートもそれを意識したものにすることを心がけてみてくださいね。
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☝南中の生徒さんのご協力をいただきました。
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