こんにちは。西ヶ谷です。
塾に入ったり、通信講座の授業を受けるようになると、多くの場合はテキスト=参考書、問題集を購入することになりますよね。
そこで、今回は、塾や通信講座の「テキスト」のお話しをさせていただきたいと思います。
ある日、塾の生徒さん👦が、某有名どころの通信講座のテキストを持ってきました。
内容を見せてもらいましたが、ふんふん、なるほど・・・
基礎から、応用までを網羅した、それはそれは抜け目のなさそうな、分厚いテキストでした。📖
これをやれば、さすがに学力は上がるだろうとお思いになられるかもしれません。
その本の中には、その生徒さんが、すでに理解し、定着できている問題も数多く含まれています。
残念ですが、結論から言いますと、そのような問題は何度も繰り返しやったとこで、思うような成果は望めないと思います😣
できるようになったら、同じような問題を解くのをやめて、ステップを上げてほしいですね。
関連・参考
わかる問題をたくさん解いても実力はつかない。(👈click)
基礎から応用までの、めちゃめちゃ問題が沢山載っている問題集を隅から隅まで解くことは、しない方がいいと思います。
やって学力が下がるということではなく、無駄な演習を数多くやることになるということなのです。
それでは、なぜ、そんな非効率的とも言える分厚いテキストが、多くの塾や予備校などで使用されているのでしょうか?
分厚いステーキならたまらなく嬉しいところですが、分厚い問題集を見て、わくわくする人は、そんなにはいないはず💧
(寒くなられた方、失礼しました🙇)
基礎から応用までのすべてが網羅されているテキスト(問題集・参考書)は、
お気づきの方もいらっしゃると思いますが、書店に行ってみて、数は多くはないですよね。
多くの場合は、基礎的なものなら基礎中心か、基礎からやや応用的なものまで、
応用的なものなら標準から難問までといった感じでしょうか。
そして、基礎から難問までの全部を網羅しているテキストはあまりないと思います。
ところが、塾や予備校、通信教育などのテキストでは、かなり厚めのテキストを使っていたりします。
❓
その理由について、「関係者」の方に聞いたことがあります。
理由は、厚いテキストは「親が喜ぶ」から使っているとのこと😲
親が喜ぶ❓
勉強ができるようになるために、問題数が豊富な冊子を作成しているのではなく、「保護者さん」を意識して作成しているということなのですね。
すべてがそうだとは言いませんが、商業的ですね。
これだけ勉強すれば、できるようになるだろう、と思われるかもしれません。
が、そこに落とし穴があるんですよね。
基礎の問題を山ほど解いて、応用・発展問題も山ほど解けば、当然、その教科はできるようになると思います。
しかし、時間には限りがあります🕐
1教科だけ勉強すればいいわけではありません。
各教科で、そんなに問題を解いていたら、寝る暇さえ無くなります💧
完全にできるようになった問題を何度も解くことはあまり意味がないこと。
極端な話し、1+1、χ+χを百万回解いても、算数や数学の実力は上りはしません。
定着をしたら、いつまででも基礎をやってないで、次のステップに進むべきです。
そのようなわけで、先ほどの生徒さんには、自分の実力にあった部分(具体的に指示して)を選んでやるようにとお話ししました。
むやみに、無差別的に多くの問題を解くことは効率的ではありません。
よくテキストの数は絞って勉強するのが効果的・効率的と言われています。
できないところは、一度やったことがある問題をやった方が、理解が早いし、わかりやすいので、その方がいいと思います。
失礼ながら、通信教育も塾も予備校も「商売」でもありますので、「いいお客さん」にならないよう、気を付けることも必要なのかなと思います。
テキスト選びも、もちろん、勉強をしていく上で、大事なポイントのはずですから。
以上、まとめますと、
1.使用するテキストは、必要最小限度に絞る。(他をやりたければ、最初に選んたテキストをしっかりやり終えてからにする)
2.自分の実力にあったテキストを選ぶ。「基礎」「標準」「定着」「応用」「発展」「難問」などと書かれているのも参考にできると思います。
3.テキストは厚い方がいいとは限らない。有名な通信講座や塾、予備校で渡されているのだから間違いない、と思い込まない。
関連
さて、先ほどの有名どころの通信講座で数学をやっていた生徒さん👦、
テキストをみさせてもらって、ちょっと大丈夫かな?と心配していました😟
そのテキストは、基礎から難問まですべてが載っていて、問題がぎっしり詰まっています。
基礎から難問まで、ゴージャスに載っている本がよかったのか?こだわりがあるようです。😣
この生徒さん👦の場合は、計算の基礎力がまだ十分とは言えず、まずは、基礎から標準レベルを「攻める」べきです。
たくさんの問題をやろう(やらなければ💧)という心掛けはいいのですが、
実力的にも問題をやりきれることは厳しく、途中で挫折してしまうのではと思っていました😟
当塾で使用している数学のテキストですが、大体標準レベルで、問題集と参考書の両方の役割を果たしています。
なので、問題数としては、やや物足りないところはありますが、クリアできれば、違うテキストを使えばいいだけの話し😌
これまで、数学で苦戦して、得点が2割弱だったのが、問題不足かと思われる、このテキストを「定着」を目指してやったら、
半年立たずに8割近い点数に伸びた生徒さん👩がいます。
その生徒さん、今、数学の小テストは毎回満点です🌸
なので、厚い問題集をやれば、それも基礎から難問までの豪華フルコースを召し上がれば🍖、いいのではなく、
自分のレベルに合ったものを、しっかりと「解けるようにする」ことが大事なんです。
さて、こちらからのアプローチも効いたみたいで、この生徒さん👦、通信講座をやめました。
塾の教室でも、定着を目指した勉強の仕方、問題の解き方をやっていますが、
定着させることがいかに苦労するものかが、わかってくれたのではないかと思っています😊
ご本人が、あまり手付かずの通信講座に未練があるようんだったので、😟でしたが、
やめたという保護者さまのご報告を聞いてホッとしました😌
やるところを絞って、徹底してやってもらいたいですね😊
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