計算の工夫 円の面積
小学 算数




計算のテクニック
円の面積の問題より
「共通因数を( )でくくり出す。」
算数
こんにちは(-ω-)/
今回は、計算の工夫のしかたについて
お話をしたいと思います。
小学5年生は、現在、図形の面積に
ついての内容に入っています。
そこで、こちらに来られている
生徒さんにも計算の工夫のしかたを
お教えしています。
(お教えしたときのハッ👧とした
顔の表情がおもろい(笑))
そのお教えしている中の1つの方法
についてご紹介したいと
思います。
では、今回の例題は、
ドーナツの形をした図形の
斜線の部分を求める問題です。
(スライド1)
この面積の求め方は、
外側の大きな円の面積から
内側の小さな円の面積を引いて
求めます。
(スライド2)
そこで、多くの小学生は
外側の円の面積と内側の円の面積を
計算してから、
外側ー内側
を計算して答えを出します。
(スライド3)
この方法が、学校でも習っている
オーソドックスな方法かなと
思います。
みんながやってるこの方法では、
外側の面積を出すのに
8×3.14のひっ算をして、
内側の面積を出すために
4×3.14のひっ算をします。
合計2回のかけ算のひっ算をする
ことになります。
おつかれちゃ~ん _(^O^)_
さて、ここで、もっと簡単に
計算ができないかを考えてみたいと
思います。
このドーナツの面積を求める式は
4×4×3.14ー2×2×3.14
=16×3.14ー4×3.14
です。
よく見てみると、ここには2つの
3.14があります。
この式の意味をよく考えてみると
16個の3.14から4個の3.14
を引いたと考えることができますね🤔💭
そうすると、計算して3.14が何個に
なるかを考えると、
16-4=12個 です。
これを式にすると
16×3.14ー4×3.14
=(16-4)×3.14
=12×3.14
=37.68
となります。
(スライド4)
ここで、3.14という円周率を
中学で使っている文字のπに
置き換えてみましょう。
4×4×πー2×2×π
=16πー4π
=12π
こんなにすっきりしました
\(^o^)/
この計算での3.14は
16×3.14と4×3.14の
両方に共通する数字なので、
これを「共通因数」といいます。
さっきのお話が理由で、
3.14を共通因数として、
( )でくくりだすことができます。
「共通因数でくくる」
そう、これは中3の因数分解の
ところで出てくる言葉ですが、
実は、このテクニックは中1数学
でも出てきていますし、
そして、中学受験の問題で
よく出てくる計算の工夫の方法でも
あります。
今回の例は、半径が4とか2で、
面積の問題ということもあって
おつかれちゃんな計算方法で
解いてもそれほど大変ではないの
ですが、
もっと数字が大きくなって、
円すいの体積同士を引く問題に
なってくると、
この計算テクニックを知っていると
知らないとでは、
問題を解くスピードに
けっこうな差がついてしまいます。
また、このような計算を簡単にする
テクニックを知ることは、
計算ミスのリスク(危険性)も
減らすことになります。
つまり、
うまい、早い、安い、ではないのですが、
🐮
速い、正確、楽、
ということですね。
\(^o^)/
中学生でも、このようなテクニックを
使ってない人の方が
多数派なんです。
確かな計算力がつくと
数学・算数へのストレスがなくなって
くるものです。
☺☝
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