【勉強方法】過去問の活かし方。part1 静岡学習塾

 

 

点には点の取り方がある。

過去問の活かし方。

 

 

 

高校受験が近くなってきました。

私立も公立も。

 

私立も公立も受験日は

例年、それぞれ2月上旬と3月上旬。

 

受験の準備と言えば、

過去に出題された問題、

 

いわゆる過去問ですが、

こちらでも受験生の生徒さんには

過去問をやってもらっています。

 

過去問をやっていると

明らかな傾向がつかめることが

あります。

 

私立も公立もです。

 

 

 

そこでですが、

その過去問の利用の仕方、

 

つまり、点の取り方について

お話してみたいと思います。

 

そして落とし穴も。

 

どのように過去問を利用して

いくべきか?

 

それを考えてみたいと思います。

 

 

 

・相手の傾向をつかむことが得点につながる。

 

 

僕は、スポーツの観戦が好きで

(スタジアムにはあまり行きませんが)

 

ネットで「代表戦」なんかもよく観ます。

 

ほか、テニスの4大大会なども。

 

特にサッカーや野球の代表戦

はよく観ていましたし、

これからも観ると思います。

 

これらのスポーツは、

点をとることによって勝ち負けを

決めるものなので、

 

「得点」することがとても重要です。

 

あたりまえですが、得点が多い方が

勝つことになります。

 

 

 

なので、各チームはどのようにして

相手から点を取ろうかと作戦を考えている

はずです。

 

何の策もなくて、点を取ろうなんて

チームは、特にレベルが上がるほど

ありえないと思います。

 

そして、勝負に勝つためには、

作戦を練って、その作戦を遂行(すいこう)する

ための練習をするものです。

 

 

 

代表戦の「非公開練習」

 

まさにそれは、相手の特徴をつかんで、

それを攻略していこうという

そういう練習です。

 

それは、公開してしまったら、

相手の偵察隊にキャッチされて、

 

逆に、そのための対策を

とられてしまいます。

 

相手の傾向をつかむ、

ということはそれだけ重要であって、

効果があるということです。

 

過去問での受験対策も同じです。

 

 

 

 

・点には点の取り方がある。

 

 

 

過去のサッカー日本代表ですが、

サッカーは上手いが点がとれない

といわれていた時期がありました。

 

サッカーがうまいのに点がとれない❓

 

味はうまいが、値段は高い、

う~ん、ちょっとちがうか~💧

 

 

 

「サッカーがうまいから点が取れる

んじゃないんかい☝」

 

って、思われるかも知れませんが、

それがそうでもなかったんです。

 

 

 

そんなかつての日本代表は、

ボールのパスが回しがうまく、

うまくボールをつなぎました。

 

華麗なパス回し。

 

確かにサッカーはうまいんだろなと

思いましたが、

それなのに、点はとれませんでした。

 

相手のゴール前にくると、

なぜか消極的になってしまって、

相手にボールを取られてしまったりします。

 

「またかよ」

そんな風に思うことが多かったですね。

 

そして、焦って、相手ゴールに

向かうのではなく、自分のゴールの方向に

バックパス。

 

それを奪いとられて失点。

「またかよ」

 

結局、うまいと言われてる割には

勝てていなかったように思います。

 

 

 

そんな例から思うんです。

 

学力があるからと言って、

点を取るのが上手いかというと、

それだけではないと。

 

とはいえ、学力のある人の方が

点の取り方も知っている、

それも事実だと思います。

 

ただし、点の取り方を知っていれば、

小さな違いくらいはつくれるものです。

 

受験では、同じような学力の

生徒さんたちが集まって競われるからです。

 

 

 

1,2点の差が勝敗を決します。

 

その中での小さなちがいというのは

とても大きいものです。

 

どんな策があるのか?

 

僕が考える策について、

すべてというわけにはいきませんが、

そのいくつかをお話ししたいと思います。

 

 

 

 

 

過去問をどのように活かすか?

過去問にも色んな使い方がある。

 

 

 

こんにちは(-ω-)/

 

 

私立高の入試が終わりました。

 

 

どんな問題が出たのかを生徒さん

たちに聞きましたが、

 

過去問と同じ問題が出た

高校もあったようです。

 

まったく同じ計算問題が出た。

 

 

 

もちろん、テストの作成者は

手を抜いて同じ問題を出している

わけではなく、

 

過去問をやって、ちゃんと対策を

してきてくれた人に対しての

プレゼントをしている、

 

そして、

そのように対策をしてくる人は

まじめな人だから、

 

そのような生徒さんに入学をして

ほしいという意図(考え)が

あってのことだと思います。

 

どうでしょうか、先生(笑)。

 

 

 

さて、過去問と同じ問題が出なかった

学校については、

 

過去問を解いて対策する必要がなかった?

と言えるでしょうか❓

 

 

 

☆過去問をただやるのでは、

 大した対策にはならない。

 

 

こちらの教室では、過去問をやって

きてもらっていますが、

 

なんの戦略もなく、

なんとなくやった方がいいように

思うから、みんながやっているから、

 

という特別な根拠も考えずに

やっている人が実際には多いのでは

と感じています。

 

戦略なき対策。

そんなものが存在するのでしょうか❓

 

存在するはずがありません✋

 

「今解いている過去問をどう活かすか」

それをまず先に考えることが重要です。

 

 

 

☆同じ問題が出るかもしれないから

 過去問をやるのか❓

 

 

中には、過去問と同じ問題が出るかも

しれないから、やっている

という生徒さんもいるかもしれません。

 

「同じ問題は出ないよ。」

 

というと「えっ」という生徒さんも

いるからです。

 

これにも傾向があって、

同じ問題を出す傾向の学校と

そうでない学校があって、

 

それも、過去何年かの問題をみれば

わかるんです。

 

同じ問題を出している出題者の先生は、

そんなことは百も承知で出して

いると思います。

 

定期テストでもそうですよね。

教科書やワークと同じ問題を出します

よね。

 

なんで、そんなことをするのか❓

 

それは、まじめにやってきた人への

ごほうびであって、「救済」でも

あるんだと思います。

 

僕自身も経験がありますが、

そのように考えていました。

 

 

 

・同じ問題が出なくても過去問は

 解くべき。

 

 

同じ問題が出る可能性が少ない

傾向にあるのに、

 

それでも過去問を解くべきか❓

 

 

僕は解くべきだと思います。

 

過去問を解いてみると

わかることがあります。

 

 

1)問題の量

 

2)問題の難易度

 

3)出題のパターン、傾向

 よく出る単元、出ていない単元

 

4)似た問題が繰り返し出されているか❓

 

5)選択問題が多いか、記述問題が多いか❓

 

 

教科ごとに挙げれば

まだまだたくさんあります。

 

 

 

では、それを踏(ふ)まえて、

どんな対策ができるか

戦略的な視点から考えてみます。

 

 

 

1) 問題の量

 

 

まず、どんなテストでも最初に

全体を見渡して、

 

どれくらいの量があるのかを

確かめるものではないでしょうか❓

 

特にポンコツの自分は、

スピードがないので、

とても量が気になります。

 

問題が時間内にやり切れないことは

ありませんが、

 

それでも時間的にカツカツだと

見直し作業もできません。

 

解けずに後回しにした問題を

戻ってやる時間がない!

 

という事態は避けたいものです。

 

過去問をやってみれば、

出題の量に関しての情報が

わかります。

 

過去何年分かを確認してみれば、

だいたいわかります。

 

わかるというのは、

毎年、出題量が同じくらいなのか、

年度によってちがいがあるのかを

確認できるという意味です。

 

 

 

傾向といっても、

必ず傾向が見えるものではありません。

 

年度によって、出題量がちがっていれば、

最悪の状況を想定して

練習をしておくべきです。

 

たくさん出される可能性がある

ことを想定して練習をしておく

ということです。

 

 

 

まちがっても、運を天に任せて

「私は少ない方に賭(か)ける」

 

なんてことはしてはいけません。

 

 

 

自分の勘で思う方に勝手に賭けることを

「山を張る」といいます。

 

何でもそうですが、山を張って

失敗して「あ”あ”あ”」という悲鳴を

何度も聞いています。

 

バクチはいつも当たるものではありません。

 

山を張るのは最後の手段なんだと思います。

 

 

 

part2へつづく